訃報

気がつけ一年以上更新していなかったこのブログ。
そもそも書く必要性が全くないので一年ぶりに書くということ自体が変なことだったりします。
今まで、タイトルの所は考えるのが面倒という非常に私らしい理由で『かゆい うま』に統一していたのですが、色々あって若干成長してちゃんと書くようにしようと思いました。
しかし今回は内容が重く、書けるようになるまで三ヶ月かかりました。
十年以上に渡り飼っていたピラニアナッテリーが逝かれたのです。


コミュのお知らせ欄を更新。
『訃報
三ヶ月経ってやっと心の整理がついたのでご報告致します。
八月に二匹とも旅立たれました。
原因は、引っ越したばかりの私が数日間家を空ける前に室温が無人の時にどう変化するか把握するのを怠ったせいです。
今、水槽に居るのは以前から水槽の端で掃除用に飼っていたブラックネオンとシルバーチップテトラです。
たかが魚ですが十年も飼うと流石に情が移るもので、大分落ち込んだのですが、今では巨乳とかの事についてゆっくり考えることができるようになったので良かったです。
もし、万が一、お気に障らなければ、今後とも生暖かい目で見守って下さい。
m(_ _)m』


実際ショックでした。
お知らせが私にしては比較的にまとまった文章に成っているのは三百文字制限がかかっているから。
いろいろ長く書いて送信を押すと三百文字制限が有ったので泣く泣くカットしました。
長い文章を書くより短くまとめるほうが格段に難しいのです。
梅雨に引っ越しを終えて、水槽も落ち着き、ピラニアが手を出さないミズミミズやユスリカなんかを食べさせる目的でブラックネオンとシルバーチップテトラも購入しました。
こういう小さい魚は馴染む前に多少は死ぬのでそのつもりで飼い始めるのですが、五日間家を空けるまで皆元気でした。
ラニアと一緒に亡くなったそれぞれ一匹ずつしか逝かず、改めて初心者向けの小魚の生命力を思い知りました。


引っ越してきてから初めての夏なので、室温が何処まで上がるかわからなかったのですが、とりあえずサーモスタットと冷却ファンを二枚付けておいたので大丈夫だと思っていました。
実測をせずに水槽に投入しているサーモモニターの履歴を見て一時的に三十度ぐらいになるということは分かっていたのですが今まで同じように飼っていたので今回も大丈夫だろうと過信した部分があります。
過信というよりも慢心で、技術系事故のドキュメンタリーを見ると、主要な原因としてしょっちゅう取り上げられているものです。
また、その時が異常気象で、今年で一番暑い一週間でした。
よくよく考えてみると、魚も老齢で、買ってきたばかりの魚も入っており、もしかしたらリセットした水槽のバランスもきちんと保たれていなかったのかもしれません。
ブラックネオンとシルバーチップテトラは今回はじめて掃除役として飼い始めました。
非常に元気が良く、ひたすら水を汚します。こいつらの導入も一員かもしれません。
上げると切りが有りませんが、要するに死んでしまう要因は探せばいくらでも有ったということです。


効き目はあるのかどうかよく分からない酸素が発生する石を入れたり、エアポンプをタイマーに繋いで一日に数回動かしたりしたのですが、そのような対策では不十分だったようです。
ラニアナッテリーが生活する水温は23〜28℃で、更に上下数度は遊びがあるのですが、今回はどうも温度だけではなく酸欠と、先に無くなった物の腐敗に依る水質の悪化も原因だったようです。
三ヶ月経ち、今回の事を客観的に見られるようになったので書きましたが、今後の事については考えていないので、そのうちテトラでも映して配信しながら考えようかと思っています。


同じ嫌な思いをするのなら、ただただ悲しい訃報より、自業自得で滑稽なオフパコ疑惑とかの方が一度は美味しい思いできるんだから良いのだけれど全く縁がないのでした。
何故だ!